花下睡猫

2025年 - H950×W340

詩句は、江戸時代の増上寺住職釋梅癡さんの 「花下睡猫」です。

不追𨿸犬去昇天

留住人閒作嬾仙

恰似五勞猶病酒

藥欄風暖背花眠

鶏犬を追ひ去りて、天に昇らず

留まりて人間(じんかん)に住し嬾仙(らんせん)と作(な)る

恰(あたか)も五労に似、猶(なお)病酒のごとく

薬欄(やくらん)風暖かく花に背きて眠る。