詩句は、杜甫さんの「小至」からの引用です。
天時人事日相催 冬至陽生春又來
刺繡五紋添弱線 吹葭六管動浮灰
岸容待臘將舒柳 山意衝寒欲放梅
雲物不殊郷國異 教兒且覆掌中杯
天時も人事も日に日にせきたてられて
冬至に陽が生まれ 春がまたやって来た
刺繍の五紋には 弱線を添えて
吹く葭の六管が浮灰を動かしている
岸では 臘祭を待って将に柳がゆるやかに伸び
山意は 寒さを衝いて梅を放そうと欲している
雲も物も殊ならないが 郷国は 異なっている
子どもにちょっと掌中の杯をふせさせた
≪賛は、書道の師小川起石先生の揮毫≫