凌雲寸心

2025年 - H650×W340

詩句は、李商穏さんの「初食筍呈座中」からの引用です。

嫩箨香苞初出林 於陵論價重如金

皇都陸海應無數 忍剪凌雲一寸心

嫩箨(どんたく)香苞(こうほう)、初めて林を出る

陵の地で価格を論じたら

金のように貴重だろう

皇都には、陸海の珍味が

無数にあるだろう。

雲を凌ぐほどの心をもつ筍を

剪(き)ってしまうには、忍びない。

※嫩箨(若い筍の皮)香苞(香る薄皮)